連発銃『フェンリル』試作機 - Fenrir -

撃つ楽しさを追求し、辿り着いたリコイルギミックという機構。
これは発射時の反動と機関が奏でる金属音を堪能する為のもの。

男性本能をくすぐる射撃の楽しさは、
輪ゴムを飛ばす銃であっても侮って欲しくない。

そんな熱き想いから生まれた連発銃───『フェンリル』


F e n r i r
『銀狼』以来となるステンレスモデルの名は伝説の魔狼

その正体が今、暴かれる。───

■主要諸元
回転翼式セミオート連発銃
輪ゴム装弾数：１０発
翼形状：歯車型（フック数：６）
銃全長：２４５ｍｍ
銃身長：２０５ｍｍ
重量：約７４０ｇ
使用素材：・ステンレス(SUS304ヘアライン)
・MDF板（グリップ部）


■機関部の仕組み
『ウォンバット02』の連発版といった構造。トリガーを引くだけで、回転翼1サイクル分の動作を終える仕組みは銀狼・カチャロットと同様（コヨーテT2・リカオンT4はトリガーを戻した時、1サイクル分の動作を終える）。
バネ類は使用しておらず弾である輪ゴムの力を得ることで、スライドが引き寄せられ、回転翼が固定され、トリガープルの反発力が発生する。よって装弾数が多い時ほど発射時の衝撃と動作音が増し、トリガーも必然的に重くなる。ちなみにトリガーは軸下に重量が偏っている（上図参照）ため重力で復帰を果たす。


■難加工材料との戦い
ステンレスをこんな複雑な形（特に上図ピンク色のパーツとか）に切り出すのは、非常にしんどい。バンドソーも可哀そう。手作りの限界を精神力が勝れるかどうかに掛かってますｗ 製作中は幾度も心が折れそうに…。
自ら設計しておいて愚痴るのもアレですが。。(^^ゞ


■心地いい操作フィール
トリガーを引くとスライドが前後し輪ゴムを発射。「ガシャン」という音が金属フェチの心を癒してくれますｗ　また重量も程よいズッシリ感に納まりました。約２倍の重量の『銀狼』だと重すぎて腕が辛いんです^^;


■1周年の意欲作
『銀狼』の製作を思い立ってから丸1年。その当時は、後に自分がこんなにもハマろうとは知る由もなく…f(^^;　節目となる作品は、見た目テキにも構造テキにも自己満足度の高いものが出来上がりました。来年の今頃はどんな銃を作っているんだろう。。まだまだ通過点にすぎません。

《追記》この銃は改良を加え量産化に成功！↓
【連発銃『フェンリル』販売モデル - Fenrir -】



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