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“メタル輪ゴム銃”なるモノ作り
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日本ゴム銃射撃協会の公式種目コインペンドラム(以下:CP)に挑む銃となる
『ファルコン』の後継機は、同時期にMk-IIとMk-IIIが立て続けに開発された。


そしてMk-II『ケストレル』よりも優れた操作性とスピードを発揮し、
実戦投入機として採用されたのがファルコンMk-III、愛称を──────


『マーリン』



M E R L I N


小柄だが、その身のこなしとダイナミックな狩りは、まさに猛禽類そのもの。

【 MERLIN 】とは…
コチョウゲンボウ(小長元坊)というハヤブサの仲間の英名。
ちなみに【 KESTREL 】は長元坊。和名の違いは「小」の有無。



人差し指が示した先へとフリスビーのように放たれる輪ゴム。
『ゴム銃熱中人』の右手に握られていた銃の正体が今、暴かれる────。



■主要諸元
瞬間解放式単発銃
サイドフック(横掛け)方式
重量:約235g
銃全長:210mm
銃身長:150mm
使用素材:
 ・アルミ(フレーム)・ステンレス(トリガー・フック)
 ・MDF板(グリップ・他)

■機関部の仕組み
 先端のホールドピンと後部のホールドフックのほぼ中間にトリガーを配したミッドシップレイアウト。
 ホールドフックはトリガーを引かないと前方へは倒れないが、後方へは常時、押せば倒れる(引っ込む)構造。ゴムを後方へ引き延ばす際に邪魔だった突起物が消えてくれる“倒れるホールドフック”が高速装填のキモとなる。

 横掛け式ゴム銃は一見複雑なようにも思えるが、このモデルは左右のパネルと中央のフレームというシンプルな3層構造。中央はアルミ製フレームと共に機関部やバネなどすべてのパーツが収まる。
 また横掛け式ゴム銃は、利き手によってフックの位置が異なる為、右利き用と左利き用に分かれるのが一般的だが、左右のパネル形状がここまで異なる非シンメトリーな構造も珍しい。

 右側は蓋パネルを除き、ほぼ全部がグリップのような形状。左側は小グリップと事実上の銃身となるパネルの2つ。

 今回、銃身を金属ではなく板厚のあるMDF製にしたのは、輪ゴムを引き延ばすラインに大きく窪んだ溝加工を施す為である。装填時、この溝が指をホールドフックへ真っ直ぐに送るガイドとなり、ミスすることなく輪ゴムが掛けられるという狙い。

■中指トリガー&指差し照準
 通常の拳銃とは握り方も大きく異なっている。中指でトリガーを操作し、親指は装填時の干渉を避け銃右側の上部へ、写っていない人差し指は標的を目掛け真っ直ぐに伸びている。銃を取り除けば何かを指差しているような手の形。
 Mk-III構想の起源「コインを指差し、撃てば当たる。」という照準合わせを直感に委ね、命中率<発射弾数というスピード重視のスタイルを意図した設計コンセプトが、独特な形状と持ち方をもたらした。

 ホールドピンは人差し指のすぐ先に位置し、爪先に輪ゴムを掛けるかのような感覚で装填を行える。またピンの上下に翼のような大型のガイドを設けたのは、装填ミスによるタイムロスを避ける狙いで、未だ体得には至っていない“フィンガーマガジン”という新しい装填方式も視野に入れた設計。

■誕生の裏事情
 今回CP用の銃を新しくしたのには訳がありました。NHK-BSプレミアム『熱中人』の取材を受けることになり、依頼されたのが「画期的な銃を作って大会で優勝して欲しい」といった内容。簡単に言ってくれるなよとw でも、サボり気味だったゴム銃作りにまた火が灯りました。
 現状、ゴム銃の射撃競技において、CPという種目が優勝争いを左右します。1分間に30発ちょいをいかに多く命中させるかが焦点。しかしそこに囚われていては“画期的な”結果を生むのは難しいと考えました。
 そして辿り着いたのが、コインの振り子周期をも無視した高速射撃です。先に上げた各部の工夫と猛練習の末、1分間に42発が発射可能に。弾数が増えたぶん命中率は落ちましたが、これまで不可能と思われたスコア領域も視野に捉えることができました。そう、取材を通じ得るものは大きかったのですよ。で、肝心の結果は・・・番組をご覧あれ ┐(´ー`)┌

■ハヤブサ三兄弟
 初代『ファルコン』(右)はオーソドックス型
Mk-II『ケストレル』(奥)は命中精度重視型
Mk-III『マーリン』(手前)はスピード重視型
同じCP用の横掛け式でも、それぞれに異なる個性。

 しかし銃がいくら進化しようとも、人が使いこなせなければ高得点は望めない。銃を活かすも殺すも人次第。銃と一体になる感覚は、地道な訓練の上にのみ築かれる。


2ヶ月に及んだ番組取材のお陰で、今年はいつもと違う夏になりました。

真剣に優勝を目指すこと、猛練習を積むこと、

今までにない経験から多くを学びました。

番組取材は終わりましたが、これからも僕の挑戦は続くことでしょう。

この夏の熱き想い、それをいつまでも絶やすことなく。



「男は輪ゴムで勝負する」

~ ヘビメタ銃で目指す 競技会優勝 ~


NHK-BSプレミアム『熱中人』より





そのうち『マーリン』を使ったCPの動画もアップ予定。。

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試作機の次は…
やっぱり専用機ですよね。
ファルコンが量産機。
ケストレルは試作機。
マーリンは専用機。

性能や大きさの差は別にして
ゲルググ・ギャン・ジオングって
ところでしょうかね?
個人的にはザクはジャッカルで…
『照準?あんなもんただの飾りです!
偉い人にはそれが解らんのですよ』

ま、オールドタイプの私には照準は絶対必要ですが…。

しかし、ヘビメタ銃って…何?
1.音楽ジャンルのヘビメタ風のゴム銃
2.重い(ヘビーな)フルメタルのゴム銃
3.永〇護デザインロボット風のゴム銃
4.赤ん坊(ベビー)が生まれたばかりの作者のつくるメタル製ゴム銃
5.善玉風な(ベビーフェイスな)作者が作るメタルゴム銃

だんだん離れていく…
Notch 2011/09/07(Wed)12:28:30 編集
Re:試作機の次は…
たしかに専用機という表現がちょうど当てはまりますね。
特異な握り方といい万人受けしないインターフェイスが、使い手を試しているかのような気高さもあり、鮮やかな銃捌きができたときは悦に浸れます。

しかし「ZumA2さんのNT能力は未知数です。保証できるわけがありません」と整備士に言われてしまいました。

どうやらニュータイプの素養がない僕にNT専用機は荷が重いので、通常の握り方もできる2wayタイプのマーリンを作ろうかと思っていますw

当初はジャッカル=ザクと意図的に位置付けていたんですが、ディンゴを作ったことで揺らいできてしまいました(^^ゞ


ヘビメタ銃の正解ですが、、

6.近頃、身体が重く(ヘビーで)メタボが気になりだした人のゴム銃

でしたww
by ZumA2 2011/09/07 23:36
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