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タイトーとニコニコ動画のコラボ企画で誕生したプラスチック製『銀狼』。
その詳細は前回の記事【量産型プライズ版『銀狼』- SILVER WOLF PZ -】を参照。
この通称『銀狼PZ』は元となった『銀狼SR』のデザインを忠実に再現した
1/1サイズの“レプリカモデル”といっても良いと思います。
しかし、よりオリジナルに近づける為に少しだけ手を加えてあげました。
というわけで完成したのがこちら
↓
パッと見は色が変わっただけですが、他にもいろいろやっちゃいました。
▽
■シルバー塗装
ガンメタっぽい色もカッコイイんですが、名前がシルバーウルフだし、やっぱ銀じゃなきゃ。でも、せっかくなのでグリップの部分だけ元の色を残すためマスキング。あとは全体を#320ぐらいのペーパーヤスリを掛け塗装の乗りをよくして、シルバーのスプレーで塗りました。各パーツに分解した状態は前回の記事を参照。ネジ頭も塗装。
塗装は剥げてくるとみすぼらしいので、撃ちまくって遊び倒すなら塗らない方が無難でしょうね。回転翼は擦れる部分がすぐ剥げそうなので塗りませんでした。
■墨入れ
オリジナルでは肉抜きの穴が無数に開けてありますが、PZではそれが窪みの状態で再現されています。シルバーで塗ってしまうともはや穴には見えません。そこでその部分を手軽に穴っぽく見えるようにする為、油性マジックで塗り塗りしました。
これだけの数があると根気が要りますな。← オリジナルではステンレス3mmの板にこれだけの穴を開けておいて言うのもなんですがw
■重量化
ABS製のPZは176gと超軽いのです。もう少し重量感が欲しいので、グリップの中に鉄の棒(頭を切ったネジ)を錘として入れました。写真では4本ですが入れられるだけ突っ込んだ所、重量は260gと約1.5倍に。ステンレス製のオリジナルは1kg以上あるのでそれには遠く及びませんが、持った感じもしっくりくるのでお手軽カスタムとしては効果的です。錘がカチャカチャしないようコーキング材を注ぎ込んで接着しておきました。
■バネ交換
「トリガーがやたら重い」とか「トリガーを引いた時のバイ~ンって音がしょぼい」などの意見もあるトリガーフィール。そこでもう少し弱いバネに換えてみましょう。買ったのはホームセンターで売っていた引きバネ。もともと使われているバネと外形は同じくらいですが、線形が細い分軽く引けるようになります。ちょっと長かったので切って使いました。
引き心地は改善され動作音もちょっとだけマシに。これもお奨めのお手軽カスタムです。
■機関部の調整
セミオート機構は確実に動作するので調整は不要ですが、セーフティレバーを上げた時にトリガーを引くと戻らなくなるのがちょっと。内部を見てみると銃身の後端に干渉していたのでその部分を削って解消してやりました。またバネを弱くしたことで戻りが鈍くなったので、トリガーのフレームに嵌め込む円筒部分を少し短く削ってみたところ、スムーズになりました。
あとトリガーは見た目もイマイチなので切ってやったw 窪みが途切れちゃいますが遠目にはこっちの方が〇。
■スタンド取付け穴加工
PZには残念ながら付属しなかった展示用のスタンドを作ります。作り方は単純で、板に2本のネジを打ち付けるだけです。1本目は締め込まず3mmぐらい浮かせた状態で固定し、2本目は底から打ち付け先端が表に2mmぐらい出た状態にした物。画像が無くてスミマセン。
でグリップ底部に写真のような穴を開けます。鍵穴のようなところに1本目のビスを嵌め、その前に開いている穴は回転防止用で2本目のネジが刺さります。
■レーザーサイト装着
オリジナルでも「無駄過ぎる機能」といわれた装備を付けましたw フォアグリップを展開し人差し指の第2関節辺りでスイッチを押して点灯させます。銃そのものの集弾率が良くないので、精密な光軸調整はあまり意味がありません。雰囲気を楽しむぐらいの軽いノリで。
さらにもう一つのスイッチを押すとフラッシュライトが点灯します。これもオリジナル同様の装備。
その装備の種明かしがコレです。キーホルダー型のレーザーポインターが嵌めてあるだけ。Amazonとかで500円ぐらいで売ってるヤツです。 銃本体はこれが嵌るように削るだけで取付け可能でした。
あとフォアグリップとアッパーカバーに使われている黒いボルト&ナットはステンレス製に交換しました。
そんなわけで『銀狼PZ』をオリジナルに近づけるカスタム&ドレスアップは以上です。
とにかく加工が楽なので、他にもいろいろやりたくなりますね。
塗装のテクニックがあったら、もっと質感を高めたり、
思い切って全く違う色にしちゃうのも試してみたいところ。
そのまま遊ぶのもいいですが、いじりやすい造りなのでカスタムを楽しむのもぜひ♪
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