Over Boost !?　 R.B.GUN オンラインマニュアル

■ 使用上の注意 ■

・ゴム銃は絶対に人に向けないで下さい。威力はありませんが思わぬ事故に繋がる恐れがあります。またゴムを装填していなくても、向けられた人は不快に感じるものです。楽しく遊ぶためにも絶対にやめましょう。

・分解や改造はご遠慮下さい。出荷時の作品は微妙な調整を施し組み立てられています。一旦分解すると、正しく動作しなくなる可能性があります。

・ゴム銃であっても使い方を誤ると、予期せぬ事故や怪我の原因になる場合があります。屋内で周囲の安全を十分確認してからご使用ください。また公序良俗に反する行為での使用は一切禁止します。万一、不慮の事故・事件・損害が発生した場合、当方は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

■ 取扱上の注意 ■

・落としたり強く叩きつけたりしないで下さい。破損の原因となります。
また十分な強度と耐久性を持った設計になっていますが、長期間の使用を繰り返すと、金属摩耗や劣化により正常に動作しなくなる場合があります。このような場合でも返品・交換・修理等はお受けいたしておりません。

・輪ゴムは劣化が進むと装弾時に切れる場合があります。できるだけ新しいものをご使用ください。また規定装弾数より多く装弾した場合、ゴムが切れたり銃が壊れる恐れがあり、大変危険です。お止め下さい。

・ネジの緩みにご注意下さい。使用を繰り返すとネジが緩んでくる場合があります。プラスドライバーでネジの締め加減を定期的に点検すると、より安全にご使用頂けます。

■ ゴム銃のしくみ ■

　ホールドグルーブからホールドフックまで引き伸ばされた輪ゴムが、トリガーを引く事で解放され、自らの収縮力で銃身をなぞりながら前方へと発射されます。
単純に前（ホールドグルーブ）と後ろ（ホールドフック）にゴムを掛ければ飛ばす事は可能です。しかし、より鋭く安定した弾道のゴムを放つにはテクニックが要ります。下で紹介する方法は慣れれば簡単ですし、精密な射撃には不可欠となる掛け方ですので、ぜひ実践してみて下さい。

■ 装填方法 ■

1.　まず銃を撃つ手（利き手）でグリップをしっかり握ります。装填中に誤ってトリガーを引かないように注意して下さい。
次にもう一方の手で輪ゴムを摘み、ホールドグルーブに掛けます。

※画像は右利きの人の場合です。

2.　ゴムを摘んだ手をホールドフックより5cmぐらい後ろまで引き伸ばします。
銃身と平行になるよう真っ直ぐに伸ばして下さい。

3.　ここで摘んだ手を横へと移動します。
輪ゴムがホールドフックに触れているのを確認したら、その手を徐々に前方へと移動します。

4.　最後に摘んだ手を離せば装填完了。
これは輪ゴムの引っ張り具合を、銃身の右側と左側とであえて不均衡にする掛け方です。一度真っ直ぐ均衡に掛けた場合との違いを比べてみて下さい。発射される弾道の鋭さと命中精度の差は歴然です。

5.　連発銃の場合は、さらに弾を装填する作業を繰り返します。カチッと止まる位置まで回転翼を指で後方へと回し送り、次のホールドフックに輪ゴムを先程と同じように掛けていきます。装弾数が増すに連れ、回転翼に掛かる力が大きくなります。
※単発銃にはこの作業はありません。

■ ゴム銃射撃 ■

・有効射程距離
　狙った的に命中させることの出来る距離はせいぜい２ｍぐらいです。
それ以上離れると、輪ゴムそのものの個体差や微妙な掛け方の狂いから、
一定の弾道を得るのは難しくなります。
・ターゲット
　有効射程が短くても、的を小さくすることで緊迫感ある射撃が楽しめます。
マッチ箱やサイコロキャラメルの箱など、命中すると吹っ飛ぶ的が爽快感◎。
さらに1辺が1cmほどの豆粒のように小さい的での精密射撃もお薦めです。
・輪ゴムのサイズ
　最も一般に出回っている16番(内径38mm)の輪ゴムを使用します。
同じサイズのゴムでもメーカーや色によって思いのほか飛び具合が違います。
いろいろと試してみるのも良いでしょう。作者のお気に入りはオーバンドのグリーンです。
・ロックオン
　目線の先を銃身（バレル）上端のラインに一直線上に合わせ、
手と視線を動かし標的を追尾し、捉えた時点でトリガーを引きます。
これは「習うより慣れろ」。実践あるのみでしょう。
・シングルショット
　精密な射撃をする場合、連発銃でも１発のみ装填して撃った方が、より高い
命中精度で楽しめます。これは、複数発装弾時には重なり合うゴム同士が
癒着したり悪い作用を及ぼすことが原因として挙げられます。
特に劣化したゴム同士はくっ付きやすいので、連発での使用に適していません。
・バーストショット
　連発銃でのトリガー操作の注意点。引く時は一気に奥まで引き、戻す時も一気に戻すように心掛けて下さい。ゆっくり操作したり途中で止めると、装弾数や使用する輪ゴムによっては、まれに２～３発連続して発射される場合があります。

【フェンリルのトリガー操作】
　フェンリルはトリガーをゆっくり引くと、途中でカチャッと回転翼が1/12回転します（まだこの状態では輪ゴムは発射されません）。ここでトリガーを戻さず、更に引くことで輪ゴムが発射されスライドが戻る機関構造になっています。そんな仕組みに構う事無く、トリガーは一気に奥まで引き絞るように操作するのが爽快でお薦めです。

■ 展示方法 ■

　付属の展示用台座にセットすることで、ディスプレイとしてもお楽しみ頂けます。

【着脱方法】

1.　台座の後ろ側のツメを銃後部の溝に合わせ、後に引き寄せます。ツメと溝がしっかり奥まで填まるようにして下さい。

　
　
　
2.　銃を降ろします。台座の前側の出っ張りが銃底部に填まっていれば、銃の重みで台座から外れる事はありません。銃を前後に動かし、しっかり填まっているか確認して下さい。

　
　
　
3.　外す時は、銃の先端を持ち上げるようにしながら、前方へとずらします。

台座も金属製で重量があります。着脱時は手で押さえ、落とさないようご注意ください。

※機種により、やり方が若干異なる場合があります。

■ フェンリルの調整方法 ■

スライドや回転翼の動きが悪くなった場合、以下の方法をお試しください。

【方法A 】

1.図の2本のネジを緩めます。
2.両側のスライドパネルを上下や前後に動かし、ビスを軽く締めます。
3.回転翼を後ろに回したり、トリガーを連続で引きながら前に回したりして、動作を確認します。滑らかに動かなければ1.～2.を繰り返します。
4.正常に動作したらビスを締め、作業は完了です。

【方法B 】

方法Aで改善されない場合、こちらの方法を試して下さい。やり方は同様ですが、ビスの本数が両側合わせて４本となっています。

それでも不具合が直らない場合は、
コチラまでご連絡下さい。

【不具合の実例】

使用を繰り返すと右図のように、スライドパネルと回転翼ベースパネルにズレが生じ、機関動作に不具合が起きる場合がございます。その場合、トリガーを少し引いた状態で、スライドパネルを上から押し下げると直ります。（直らない場合は上記の調整方法をお試しください。）

■ リンクスユーザーサポート ■
　『リンクス』ご購入者さまでお困りの時は・・・。

・「組立ができない」…チュートリアル動画をご覧になりながら組立ててみてください。どうしても無理な場合はギブアップサポート致します。2000円+往復分の送料でこちらにご返却頂ければ完成品にしてお届け致します。メールはこちらから。→【組立サポート依頼】

・「動きが悪い」…まずはねじの長さなど、正しく組み立てられているか十分ご確認ください。機関内部に入った小さなゴミでも動作不良の原因になります。一度分解して機関内部の状態をお調べください。最短で分解する方法はこちらです。→【クイックアクセス】

・「的に当たらない」…輪ゴムを正しく装填し、適正な射撃範囲内であれば平均で8連発中6発以上は命中するはずです。100%ではない場合がある原因は、連発銃は構造上輪ゴム同士が癒着して射出時の抵抗になる事などが挙げられます。より精度を求めるなら単発(1発)の装填をお奨めします。

・「パーツやねじを無くした、壊した」…各パーツは単品でご購入頂けます。また無くしやすいねじはセット(ばねを除くすべてのねじとスペーサーデカール)にしてご用意しております。（参考価格：A1…1900円ねじセット…500円 ※メール便送料込みの価格です。）なお販売はリンクスのご購入者さまに限らせて頂きます。こちらから必要なパーツをご記入の上ご連絡ください。→【単品購入依頼】

・その他…上記の内容でも解決されない問題がある場合は、こちらからメールにて不具合の内容をお書き添えの上ご連絡ください。→【お問い合わせ】

ゴム銃にいっそう興味を持たれた方には・・・

『日本ゴム銃射撃協会』では認定する3種目の公式競技があり、年に数回、射撃大会が開催されています。また同協会ガンロッカーでは、経験豊富で発想力に秀でたゴム銃作家さん達の作品を多数目にする事が出来ます。

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2009/12/21 (Mon) ・オンラインマニュアル Comment(0)