サイドフック式試験機『ガビアル』 - Gavial -

ゴム銃について俄かで学んだり教えて頂いたことなんですが、
ゴムを掛ける際、左右の引っ張り具合を不均一にして掛ける事で、
発射されたゴムは細長い形で飛び、鋭い弾道を描きます。
このゴムの掛け方は「片掛け」と呼ばれています。

この作用はさらに、バレルやフックを90°寝かせることで、、
つまり通常はゴムを縦に掛けるところを横に掛ける仕組みの銃は
フリスビーのように横回転しながら弾が飛んでいくとされています。
（↑少し解釈が事実と異なるので、消しておきます。）



では、なぜ横掛け式にするのかと言いますと、、

糸に吊るされた５円玉を狙うコインペンドラム
という競技（日本ゴム銃射撃協会HP参照）において、
糸の一部も命中判定に含まれるので、糸にクロスで飛ぶ弾の方が
命中しやすいという理屈です。縦の糸には縦長より横長の弾の方が当たり易い。

というわけで先人の方々が編み出したのが“CP専用横掛け式銃”
「CPはウィーゼルで挑む」としながらも、射撃訓練中、
どうしてもフリスビー飛行の弾道を試してみたくて、
設計図も描かずに即席で作り上げたのがこの『ガビアル』です。



発射機構は瞬間解放式。
銃身長（ノーズ-リアフック間の距離）は165mmと短いのですが
銃全長は320mmあります。これは輪ゴムを装填する左手が、
グリップを握る右手とぶつからないよう配慮しての位置取りです。

その結果、重量バランスが上方前部に偏りフラつき易かったので、
グリップ下部に5mm厚ステンレス板製のバランスウェイトを設置。

そうこうしているうちに見た目には“速射用”というより
“精密射撃用”のような意匠になってしまいました^^;



行き当たりばったりの無計画で作ったこの銃のデザインたるや、、
愛着がわいてこないんです。(´ﾍ｀；)ｶｺﾜﾙｲ…
命中精度は悪くないけど肝心の速射性がダメという、、
やっぱりいつもの本末転倒ｗ

ちなみに『ガビアル』とはワニの一種です。
長細い口先でなんかブサイク・・・が名前の由来ですｗ
（ガビアルの画像）

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