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手作りメタル輪ゴム銃
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第五話『“描く” と “作る”の違い』
第四話からのつづきです。
機関部を作り直した結果、輪ゴムの全弾暴発は解消されました。
ちゃんと1発ずつ発射されるセミオート式。
各パーツは複雑な形状となってしまい、また擦り合わせも
極めてシビアで、普段仕事で扱うベビーサンダーですが、
握るその手はかつて無いほどプルプル震えました。
左手親指は火傷を繰り返し、皮が分厚くなりましたw
では、そのメカニズムをご説明いたします。
《↓※テキストの色は↑図のパーツ色と同じになってます。》
1.輪ゴムを装填すると歯車は前方に回転する力が働く。
それをツメが制止している状態。
2.トリガーを引くとアームが前方へと移動。
アームと噛み合ったツメも引っ張られる。
3.ツメが歯車から外れた瞬間、歯車が回転する。
輪ゴムを発射。
4.同時にトリガーがアームを押し上げツメから外れる。
バネの力でツメは元の位置に戻ろうとする。
5.歯車が一段送られツメが復帰し、再び歯車を制止する。
次弾発射スタンバイ状態。
6.トリガーを戻すとアームがツメと噛み合う位置に戻る。
今回も想像した構造を図を描き、それを元に実際に製作。
予想通りに上手く機能するかは作ってみるまで分からない。
そんな不安を抱きつつ、パーツ一つ一つを加工していきました。
パソコン上ではドローソフトで1分ほどで描けるパーツも、
実物は5mmのステンレス。作るには10倍以上の時間が要ります。
うっかり削り過ぎても『Ctrl+Z』は出来ませんw
はぁぁ・・
あとどれ程のパーツを切ったり削れば出来上がるのか。。
手間暇的には俺史上、未曾有の製作物になりそうです。
完成しても、それはただのオモチャごときですがw
「何の為にこんな事してるのか?」とか、
「こんなもの作ってどうするの?」とか、
そう思う貴方は正しい。作ってる本人ですら同意ですし。
強いて言うなら、あまりに見返りの少ない“自己啓発”かなとw
第六話につづく
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Re:ありがとうございます!
この銀狼の方式は非常に調整がシビアです。1mm未満の削り具合の違いで全弾暴発になったり全く発射されなくなったり。何度作り直したことか・・・。
図の回転翼を制止させる赤いパーツが反対側にもあって、交互に回転翼を制止させれば、それほど細かな調整はいらなくなります。
図の回転翼を制止させる赤いパーツが反対側にもあって、交互に回転翼を制止させれば、それほど細かな調整はいらなくなります。
Power Push
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